入札参加3業者の指摘で積算ミス判明 再入札へ

妙慶川違算問題の舌の根も乾かぬうちに、またもや違算入札とは!! 
 25日の臨時議会にむけて、今日は議会運営委員会が開かれました。
上程議案に対する当局の説明が終了するやいなや、今度は教育委員会が入室してきました。
何の報告かと首を傾げていると、教育長、教委総務課長、教委工事担当者の3名が直立したまま、突然、
「『鳥羽小学校建設用地構造物工事』の入札で『違算』がありました。誠に申し訳ございません」ときたもんだ…。
「えっ、『違算』?ふむ?」「また?」我が耳が信じられない思いでした。
例の妙慶川違算問題の舌の根も乾かぬうちに、またも違算とは…!いったい、どうなってるの。
だから、あれほど警鐘を連打したのに、なんともいやはや…。


 こうなれば、『たが』が緩んでるいるのか、
それとも、市の入札制度・土木建設請負工事に関わるレベルが低いのか。
どちらかでしょう。いえ、どちらもか。
 議運の帰りに建設課に寄って、なぜチェックできなかったかを質しました。
ところが、課長も、課長補佐も、担当者も、違算だということが認識できていない。
反省すべきかどうかわからない状態。
やっぱり、こんな体制では再発防止は難しいでしょ〜。



 問題の入札は1月17日に実施されました。ところが、その後、入札参加の3業者からの指摘で積算ミスが判明しました。
もとはといえば、設計コンサル会社の設計ミスです。処分費の中で、竹と高木の処分費については産廃処分費用の見積もりをとっておきながら、設計書には計上しないミスを犯しました。工事設計書を、教育委員会担当者と建設課担当者がチェックしたが、発見できなかったと報告がありました。
教育委員会は、「白紙にもどし再入札します」と平謝り。真摯に謝る姿勢は当然のこととはいえ唯一の救いというべきか。心から反省すれば次の改善にも結びつく。

 
 妙慶川違算問題で、予定価格が間違っていたのに、入札指名審査委員長の副市長は「会計規則違反ではない」と手前勝手な理屈を言い張りました。
それなら、聞きたい。
今回の違算入札は、会計規則違反か、それとも違反でないのか。
違反でないなら、なぜ白紙に戻し再入札する必要が生じるのか。