鳥羽小学校現校舎保全活用についての請願

廃校校舎はまず再活用の視点で検討してみる。それが普通だと思っています

今議会に「鳥羽小学校現校舎保全活用についての請願」が提出されました。
請願事項は3点です。
1、国の登録有形文化財への登録を早期に申請してください。
2、学校移転後の校舎の活用については、
鳥羽市、市民、文化財保護・防災・都市計画・観光施策等の専門家から広く意見をお聞きください。
3、当面、雨もり防止を最優先してください。

 
 14日(予定)の文教産業常任委員会で審議されます。私は賛成しています。お尋ねもいただきますので、理由の一端をご紹介します。

少子化による学校統合が全国で加速中です。ふと旅先で、廃校になった校舎がコミュニュティ−センターや資料館に再活用されてる姿に出くわすことも増えましたね。中には温泉に生まれ変わったりということも…。
なぜか、郷愁を誘われ、地域の新たな活力に感心する場面もしばしばです。文科省も学校リニューアル50選を紹介し積極的活用を奨励しています。

 それで、私は、まず、廃校校舎は再活用の視点で検討してみる。それが普通だろうと思っているのです。
みんなで知恵をしぼり、行政も入って、目的に応じたリニューアルや維持管理費用、運営形態もシュミレーションする。そして、鳥羽市の身の丈にあった活用方法を選択する。


地元の不安と負担感を払拭、これが一番大事
       現校舎の管理・維持は行政の責任です

■現校舎は鳥羽城跡に位置し、登録有形文化財の価値もある建築物なので、地元だけではなく、広く市民、また、魅力あるまちづくりの観点からの議論が必要だと考えます。
「このまま放置されたら幽霊屋敷になってしまうのではないか…」
「残して、管理を地元がしろと言われると困る」…
地元の皆さんの不安の声もあります。ご心配に対して、行政がきちんと回答を出すのは当然のことです。


 大所高所からの活用検討で、地元の意向を組み込んでいく。
地元に、あまり再利用要望がないのなら、歴史資料館とか観光関係活用をメインにする。
地元の要望が高いのならそれに対応するとか。
ともかく、地元の皆さんの負担感は払拭する。これが一番大事です。
移転後の現校舎の管理や維持は行政の責任なのですから。


今年末の学校移転を控えて、本来なら教委がデータや今後の方向シュミレーションを提供し、市民議論の場をつくるべきでした。それは、私たち議会の役割でもあったかと思います。結局、それが遅れて、今回、請願という形で市民の皆さんから提案がされました。
常任委員会での議論に期待したいです。



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