職員と議員の給与は天から降ってくる〜??

地元業者育成で税収増・雇用拡大で人口減ストップへ
 いよいよ新年度予算がスタートします。
この時期いつも思うのが市公共関連産業による市内経済循環の方向性です。
企業誘致も大切ですが、実現は至難の技。
一方、やろうと思えばやれること、それが地元業者の育成です。
土木建設業者はじめ、各種物品納入業者、清掃などの委託業者……。
税収増や雇用による人口維持など効果は大です。


熱いやりとりを幾度も重ねてきた。
「戸上議員のご指摘はわかります。私どもも思いは同じです。でも(モゴモゴ)…」
「では、なぜ仕組みを改善しないのか。どのまちも工夫して地元産業を守っている。できない理由はなになのか」
「あなた方職員も私のような議員の給与も、まさか、天から降ってくるわけもなし。市民の税収があればこそ支給されるのよ!」
「税収源になんで無関心でいられるのか」…。


でも、昨年あたりから潮目が変わり始めた…。
ゆっくりだけど、「地元業者を優先します」という市長答弁が動き始めているようです。
つい先日も、ある課からうれしい話を聞きました。
昨年、キャパが減る一方なのに、委託業務に市外業者を算入させ、その結果、落札価格が予定価格の半値以下
、各エリアの玉突き状態で業界大混乱の事態を引き起こした課です。


 課では、課内でよく議論したそうです。そして、20年度は、地元業者による入札を決めたそうです。
「地元産業を疲弊させてしまってはもともこもない」「誤ちは繰り返さない。改善しよう」
きちんと問題点を整理して改める課の姿勢は私は立派だと思います。
こういう改革・是正の積極姿勢には拍手を送りたい。


契約管財を担当する総務課でも、一歩、前進の方向が見えてきました。
要の総務課が、人口増減、出生数、税収増減―鳥羽市のいまある位置をしっかり確認して方向を示してほしい。
注視していくつもりです。