郷土資料館がないのは鳥羽市だけ〜!

郷土の誇りを市民・観光客に伝えていくセンター=郷土資料館がほしい!! 
          歴史を刻む鳥羽小現校舎はピッタリでは〜

鳥羽市には郷土資料館がありません。
県下29自治体のうち、ないのは鳥羽市だけだそうです。
悲しいです。
単に「建物がない」からだけではなく、
郷土の歴史文化に対する市の姿勢が問われているようで…。


いや、そんなことはない。
そうおっしゃる方がいるとすれば、本当に心強い限りです。
実際、各地域では、様々な伝統行事や歴史文化が意欲的に継承されています。
でも、それらに光をあて、郷土の誇りを市民・観光客に伝えていくセンター=郷土資料館がありません。


郷土のあけぼのから現代までの歴史を総合的に学び、これからのまちのありようを考えあう。
そんな場が必要です。
新しく建設することも一つの選択肢ではあるけれど、
私は、由緒ある建物を活用できれば、より魅力的だと思います。
その点で、鳥羽小学校の現校舎はまさにうってつけ。
それ自体が、歴史を刻む郷土資料館だからです。
大正から昭和初期のコンクリート建築として県下唯一現存の小学校。
御木本幸吉が大金を寄付するなど、地元住民が力をあわせて建設した学校です。
やはり、鳥羽らしさが滲む建物であることがいい。


近隣自治体はどうか。
志摩市南伊勢町を見学しました。


志摩市立磯部郷土資料館


磯部は古くから伊勢神宮神領として栄えたまち。
「川梅さん」の裏側。1階は図書館、2階が郷土資料館。

重要無形民俗文化財指定「伊雑宮 御神田」>

<最後の鳥羽城主稲垣家の家来の鎧もありましたよ…>


南伊勢町の郷土資料館「愛洲の館」

立派な館です。平成5年建設費3億円。郷土の英雄、剣祖「愛洲移香斎」生誕の地。心意気が伝わってきます。


見学された方も多いのではないでしょうか。
併設された剣道場で、ちびっこ剣士が稽古に汗を流します。これが素敵。
誇り高き町民が育まれることでしょう。


<「愛洲移香斎」が影流を開眼した洞窟など模型で再現…>


<五カ所湾で真珠養殖にとりくんだ御木本幸吉翁の姿も―
「みきもとさん、と慕われた」と紹介されています>


鳥羽市にも郷土資料館がほしい〜! 
各町の祭りや伝統芸能も一堂に紹介してほしいなぁ!