あまりのズサンさ  技術者の誠実さと能力の向上 

 鳥羽小学校の用地造成工事と環境整備工事が、
     なんと、約1億6699万円もの計上漏れ判明
 
 
 今日は臨時議会が開かれました。
待望の答志小学校の体育館、答志コミュニティアリーナの建設工事が始まります。
2億3643万円の工事請負契約の締結が可決されました。
ようやく、「県下唯一の体育館のない学校」の汚名返上です〜。
子どもたちや地域の皆さんはさぞや待ちどおしいことでしょう。


 さて、今日は、議会終了後の全員協議会で市当局より驚くべき報告がありました。
鳥羽小学校の用地造成工事と環境整備工事が、当初予算で8400万円計上されていましたが、
なんと、約1億6699万円も計上漏れが判明したというのです。
私の13年の議員生活でもこんなことは初めて。
あまりのズサンさに言葉もありません。
4月に担当者が変わったから発見できたものの、最悪の場合、鳥羽小学校新校舎の来年1月供用開始にさえ間に合わないところだったのです。


 沈痛な会議でした。
市長自身が教委からの報告に「我が耳を疑った」というのですから、
いかに信じがたいレベルかがわかるというもの。
なにせ、漏れた金額の方が2倍も高いでのですから。「漏れ」どころではない…。


 知りたいのは、その原因です。
結局、職員のうっかりミスなどではなく、能力と技術の問題だということがわかってきた。
文教産業常任委員会で、「この金額でやれるのか、もう追加はないのだろうな」と議会は何度も念をおしてきた。その度に「大丈夫です」と、自信満々で説明を繰り返したというのですから。
当事者の責任と教育長の管理監督責任はあまりにも大きい。


 市発注工事の過大積算、積算ミス……建設課と教委は昨年から問題が相次ぎました。
技術者の誠実性と能力の向上しかないのです。
トップが身内に甘い市役所体質を一掃しなければ、真面目な職員が浮かばれない…。