鳥羽小建設工事予算漏れ びっくり仰天全協での一幕 

議会が「専決処分」にしようとはいったいどういうことか!!


「もう、たいがいしてョ!」…市民を呆れさせた鳥羽小学校の建設工事費予算漏れ問題。
1日開かれた全員協議会の場で、正確な漏れ額が約1億3560万円であることとその具体的根拠について説明がありました。私は厳正な処分で職員規律を高めること、また、責任は教委だけでなく、入札指名審査委員会の長である副市長、技術職のレベル保持等の職員研修と人事を担当する総務課にもある。再発防止策をそこまで視野に入れるべきであると指摘しました。
5〜6名の同僚議員からも、改めて、責任問題や再発防止策について厳しい意見が出ました。市長は「今回のような問題を未然に防ぐシステムの確立が必要と認識している。早急に案をまとめる」としたものの、担当者の処分については、これから開く懲罰委員会で決めると従来通りでした。 
 

 さて、当然ながら、全員協議会はこれで終了し、後日、臨時議会が召集がされ、予算措置について議会の可否をはかる―。これが普通の流れです。
 ところが、です。なんと、議員の側から、来年1月供用開始に間に合わせるため「専決処分」しようという意見が出たのです。「政治の世界は一寸先は闇」と言われますが、さすがの私もびっくり仰天の巻き〜です。1月に間に合うも合わないも、当局からはそんな説明は一切ありません。ということは、当然、臨時議会で了と判断してるということなのです。学校建設は執行部である市の責任です。議会の召集権も市長にあります。議会の権限外のことです。
 

 「議員の側から専決処分を言い出す議会がどこにあるのか!」私は思わず叫んでしまった。これでは議会自らが市長に舐められに行ってるようなものです。これだけの市民批判を前に、市長専決を許してしまったら、議会の存在意義が問われる、自殺行為です。
 まぁ、すったもんだのあげく、結局、正論が通ったのですが、もっと、議員は地方自治法を勉強せなあかんやろ〜のひとことです。それにしても不可解な一幕。