議会は合議体です!!権利と義務は同じだけある

チェック機関=議会に責任はないのか!!

  今回の小学校建設不祥事問題は本当に悔しい。
沈痛な全協が二回も続き私も大概イライラしてきました。当局の責任はもちろんですが、果たして、私たち議会はチェック機能を発揮してきたのかと。
 

 「議会だより」に掲載される本会議や傍聴者がいるときは発言するが、市民の目のない委員会や議員同士の議論ではさっぱり声すら聞いたことのない議員がいる現実…。
当事者意識の希薄さと準備不足(市民の意見を聞く、勉強、現場調査…)で、自分の考えもはっきりできずに会議に出席している。だから、自分の意見表明までに至らないのです。
財政分析も大事だけど、鳥羽市議会は議会の役割論を初歩から学ぶべきときではないか―。そんな思いがこみ上げます。
 

 自治体研究社発行の「『知らなかった』ではすまされない市町村議会の常識」という本を開いてみました。ピッタリのタイトル…です。著者は、全国市議会議長会の元調査広報部長さん。だから各地の議会を知り尽くしている。説得力がある。
 さて、読み返してみて議会の真髄とは―に触れる思い。
それは、市長が一人であり、独任体であるのに対して、議会は合議体であるーということ。
合議体は、住民の意見を多く反映させる議員の討論により、民主的な結論を得ることができる。性別、年齢、経験などに関係なく、発言権などの権利、義務も平等である。
それは、一人の議員に権利・権限を集中すると独裁的になりがちで、議会の合議体の意味が失われるからだとあります。


 私を「一人会派」だからと長く議運や各種委員会からはじき出そうとしてきた鳥羽市議会の体質。そのものが合議体の意味を薄め、チェック機能を弱めてきた。議会の責任に心すべきときではないのか。
議会改革しなければ時代についていけない崖っぷち…です。