けなげで元気な鳥羽の子たち

「えっ、坂手の子だと思ったら神島の子たちだったの?」 
      「僕たち野球の練習にきたんや」

 坂手桟橋待合所のお馴染みの坂手小コーナーに元気な男の子が3人。
「君等の写真も写ってるの?」と声をかけると、
「ぼくら、神島やもん。野球の練習にきたんや」の答えにびっくり。
なんと、朝から船に乗って野球の練習のため(スポ少らしい)坂手までやってきたというのです。


 神島では児童数が少なくてチームが組めないため、坂手といっしょにやるのです。
えらいじゃありませんか!きっと、うれしくて、楽しくて…なんでしょうね。
そばにいた坂手の女性たちが「この子ら、いつも来てくれるんよ。
坂手も子どもが少ないもんで女の子も入ってみんなで練習さ。
船賃の負担がえらいで大変やさ。時々、付き添いの親御さんもくるし」と。


 神島から佐田浜まで(360円)、佐田浜から坂手まで(110円)、船賃は往復940円にもなるのです。
週一回でも月4、5千円です。
なんとけなげな鳥羽の子たちでしょう。
行政が応援してあげられないものなのでしょうか。
通常のスポ少の交流試合ではなく、地元では無理だから遠くのチームで練習しているのです。



<4年、5年、6年の野球少年3人組…>