現状より後退しては「活性化」案ではない

3回40分とは!
    議会による「議会軽視」じゃないの?!!

 
 議会活性化委員会の当面の改革案が、28日の議運で協議されました。
ところが2件について意見が異なり活性化委員会で再検討となりました。
その一つが質疑の方法です。下記をご覧下さい。すぐ近隣各市に聞きました。
時間制限なしが主流です。質疑は疑義を質すものですから、本来、時間制限は議会のチェック力を自ら縛る自殺行為です。
しかし、私は、概ね1時間で推移してきたことも考慮して60分で妥協しました。
ところが、議運は3回40分目途で再検討というのです。
地方分権時代のなかで議会の役割が問われている今、時代錯誤に唖然とします。
ほくそ笑むのは執行部側でしょう。
「議会軽視だ」怒る議会が、なぜ、厳しい監視力を発揮する本会議の質疑を矮小化するのか、まったく理解できません。同和問題や菅島緑化契約の際、各議員が質疑で力を発揮してきたのです。
政治の世界は一寸先は闇とか…、何が起こるか予測できません。独断市長が登場する可能性だってあるのです。問題議案が浮上したとき、議会はその疑義を質し広く市民に問わねばなりません。その責任があることを想定しておくべきです。
現状は「一括3回時間制限なし」だったものを、「一括3回40分」に制限というのでは、
「議会活性化」案といえないではありませんか?!


鳥羽市議会活性化委員会案
一問一答・一括可 答弁含めて60分
鳥羽市議会運営委員会案
一括方式 3回 答弁含めて40分


<近隣市の質疑の現状>
松阪市 一括+一問一答方式、時間制限なし
伊勢市 一括+一問一答方式、答弁含めて60分。
志摩市 一括方式 3回、時間制限なし
尾鷲市 一括方式 3回、議員の質疑時間のみで60分
熊野市 一問一答方式、時間制限なし