このギャップをどう埋めていくのか―

県が企業に協力要請、
   従業員50名以上1000社を幹部職300名が直接訪問
 

 トヨタや日産など、派遣・期間工切りの報道に
胸が痛くなる思いです。
こういう企業、資本家は
労働者が人間なんだという発想がないのだ…と
改めて気づかされますね〜。
突然、口頭で「明日から来なくていいよ」
仕事ばかりか、寮まで追い出し寒空に放り出す。
労働者は機械なのか、モノなのかと。


 国も大企業にはへっぴり腰、
これにもうんざりさせられます。


 一方、キャノン工場のある地元自治体が
派遣労働者を臨時職員として受け入れたり、
NPO法人が少しでもと研修センターを提供したり、
こんなニュ−スにほっとします。
21世紀の人間社会は、こういうものでしょと。
 このギャップをどう埋めていくのか―。


 さて、三重県が「緊急経済対策会議」を設置、対策の具体化を発表。
雇用の確保に向けて「企業に協力要請」のため、
従業員50名以上の企業1000社を幹部職300名が直接訪問します。
非常に大事な取り組みだと思います。
現場で会社トップに要請し、現状も聞き県の施策にも反映できる、効果を期待したいです。
ちょうど、私も今議会で、現場で直接話を聞く提案をしたところだったので
歓迎したい県の姿勢でした。


今夜のテレビは、老舗の製菓会社を訪問した商工労働部長の姿を報道。
この会社の社長は「人員削減は実施していません」と。
鳥羽でもそうですが、中小企業は踏ん張っているんですね。


一方、肝心の県が誘致した亀山のシャープ、多気町などへの
要請はどうなったのでしょうか。
現実に派遣切りが起きています。
こういう企業のコメントこそ聞いてみたい、報道してほしかった!