「市長さんの答弁聞いててうれしくなりました」

「中学校卒業まで3770万円で可能」
    子育てなら鳥羽で!!人口減防ぐ大きな一歩
 


「助かります!本当なんですよね」
ケーブルテレビをご覧になった若いお母さんからの電話です。
「市長さんの答弁を聞いててうれしくなりました。
ちょうど、夫の残業代がなくなって不安だったんです」と。
若い家族にとっては切実なことなのですね。
こちらまでじ〜んときました。


毎回の一般質問での市長や課長の答弁。
「よし!」と思うのもあれば、「なんだぁ」とガッカリのもあります。
でも、今回の嬉しさは格別でした。
なんといっても「中学卒業までの医療費を無料にしたい」と市長自身が約束したのですから。
最近、こんなびっくりし、喜んだ答弁はありません。
格差と貧困が子どもたちの暮らしにも暗い影を落しています。
一番効果の大きい支援策は何かと考えました。
それで、医療費の無料化しかない!そう思って取り上げたのです。


【私の質問】
 「雇用が冷える中、鳥羽の場合やはり人口減対策のキーポイントは子育て支援にある、これが私の思いです。ぜひ医療費無料化の枠を中学校卒業まで広げて暮らしを応援していただきたい。三重県内トップの温かい鳥羽市政にするとの市長のご決意、いかがでしょうか」


【市長の答弁】
 「人口減対策に取り組みましたが難しかった。6月の補正予算を私が編成できれば子育て支援策の第1弾として、中学校卒業まで医療費を無料化したい」
 

  ■私は担当する市民課長に「市長が仕事始めに、『子育て支援鳥羽市独自の新たな政策を実行すべき年にする』と挨拶しましたが担当課としてどのような検討をしましたか」と質問しました。
 課長は、市長から試算するようにとの指示があったと報告し、
小学校卒業まで無料化の費用、中学校卒業までならどうか、で計算してみたと答弁。「小学校までなら2800万円、中学校までなら3770万円です」と明らかにしました。


 21年度の予算はまだ骨格で、総予算は100億円前後になります。
3770万円だとすれば、その予算全体のわずか0.4%です。
これで可能なら、市民の皆さんの多くが「子どもたちのためにそれぐらいは出そうやないか」と賛同されるのではないでしょうか。


 公的セーフティ―ネットとして「生活保護制度」や子どもたちの「就学援助制度」があります。
しかし、今回の予算委員会でも明らかになったのですが、
鳥羽市の活用比率は他市に比較して非常に低い割合となっています。
その理由はさまざま考えられます。親戚や地域の助け合いに支えられていたり、また反対に周囲の目への遠慮があったり…。
私は、こういう鳥羽だからこそ、「中学生まで医療費は無料」がうれしくてなりません。
離島など市内各地で必死に働くお母さんたちの喜ぶ顔、子どもたちの笑顔が目に浮かびます。
 

 限りある予算を、市民のために、いかに知恵を出し大事に使うか。
財政当局だけでなく、全議員、全職員ががんばらねばなりませんネ。
私も、財源づくり提案にいっそう力を入れていきたい。