市建設課「民間団体の預金流用」とは!

なぜ、流用なんてことが起こったのか
         なぜ、民間団体、言わば人の金に手をつけたのか− 


 今朝の読売新聞の報道には驚きました。
社会面に鳥羽市建設課「民間団体の預金流用」の見出し!えっ、どういうことなの〜!
読むと、市内漁協や県建設業協会志摩支部で構成する「鳥羽市海岸事業推進協議会」の
事務局を建設課が持っていた。その預金を流用していたというのです。
なんとです!


◆市の公費が投入されているのか。
◆なぜ、建設課が事務局を持っているのか。
◆預金まで管理しているのか。
◆なぜ、目的外使用なんてことが起こったのか。
◆一番の責任者は。どの時代に不正は起こったのか。
次々、疑問が湧きました。
市役所に出向きあちこちで情報収集いました。


■■まず、市当局から議員への報告文書を要約して紹介しますとー。
(明日の午後、急遽、この件で全員協議会が開かれます)

1、「鳥羽市海岸事業推進協議会」は昭和50年、海岸事業等を推進する目的で設立された。
会員は合併前の16漁協と県議会議員、賛助会員として県建設業協会志摩支部


2、会長の任期は2年で、平成11年から当時の県議だった木田市長が就任。その後は総会が開かれていないため会長不在の状態。事務局は建設課に置かれている。


3、会の収入は、会員の会費。
平成8年〜10年は5万円、平成11年〜13年は5千円。
賛助会員の寄付金は毎年30万円。
市からの助成金等は入っていない。


4、平成12年5月の総会を最後に実質的活動は休止している。会費の納入は13年まで。


5、平成14年に3月末預金残高  223万9119円。
平成17年に4月1日預金残高 223万6,702円。
平成21年に3月末預金残高   89万9,668円。
活動休止後、しばらくは預金の引き出しはほとんどなかったが、
平成17年度に入って現在までに133万7,044円が引き出されている。


6、平成17年から20年にかけてのおもな使途。
デジタルカメラ・プリンターの購入・パソコン修理・掃除機などの備品購入
・海岸松枯れ処理費
・国等への要望活動の手土産、参加者の昼食、夕食代、会議のお茶代など
・なぎさシンポジウム参加経費


7、今後の対応
さらに詳細に調査し職員の処分を含めた厳正な対処をします。
また、今回以外にも同様の案件がないかどうか全庁的な調査を実施します。―――


■やっと新課長をつかまえて、直接疑問をぶつけました
なぜ、民間団体、言わば人の金に手をつけたのか。
⇒⇒ 
預金は代々の課長、課長補佐が管理していた。
新課長が課長補佐に就任したのが平成19年。
しかし、流用が始まったのは平成17年から。
就任したときにこの件について前任者から申し送りを受けた。
問題はあったが、申し送り事項で継続されてきた。


当然、この時点で自浄作用を働かせるべきだったのです。
しかし、一番の問題は、流用に踏み切った平成17年当時の体制ということになります。
流用購入備品のデジカメ、プリンター、掃除機も確認しました。
正直、呆れました。
民間団体の預金で、こんなものを購入してかまわないと考える発想は
いったい、どこから生まれたのでしょうか!