どちらが本当に県民の意思なのかを競いあう 県会議長

 「議会基本条例」づくり、まずは第一歩から! 
    「議会」が主催する市民との意見交換会を! 

 
「議会基本条例の意義と課題」のパネルディスカッションは
鳥羽市議会改革の本当の第一歩は何なのか……ヒントがありました!


まずは、「議会」として市民の中へ、です。
各議員がそれぞれ市民と懇談したり意見を聞いたり、は当然あります。
しかし、「鳥羽市議会」が主催して、市民との意見交換の場を設けることはほとんどなかったのです。


全国で初めて議会基本条例をつくった北海道の栗山町の議長の発言。
このままでは議会の存在意義がないと、市民の批判を覚悟で
初めて開催した市民との意見交換会で、
批判と同時に「議会はいいいことをしてくれた。継続してやってほしい」
という評価が寄せられた。
これで、議会は変わったのです。…と。
(議員のキャリアや会派が固まらないよう配慮して、班を構成する工夫もあり)


たとえば、会議の相手先は
栗山商工会議所「 コンパクトで賑わいあふれるまちづくりの推進」
栗山建設協会「建設業界の現況」
栗山町農業委員会「農業情勢・農地流動化の現状と農業委員会運営」
栗山青年会議所、小中学校教職員、栗山赤十字病院などなど。


そして、なんと議会が「総合計画」の対案も作ってしまったのです。
審議会委員にも「議会が提案した総合計画の方が私たちの思いにぴったりだ」
そう言わしめたのですから、すごい実力です。
勉強会で中長期的スパンの町の財政を理解しているから出来ることです。


三重県議会議長の発言。
首長と議会は民意(の反映)を競いあう。
どちらが本当に県民の意思なのかを競いあう関係なのだ…と。
(一県民としては、あまり県議会の改革の中身は伝わってこないのが本音のところ、
 でも、この考えは支持できる)


市長の考えと議会の認識のズレを感じる場面もあります。
そんなとき、まず、全議員のフリー議論で合意点を見出し、
次に、関係団体との意見交換や公聴会を開く
たとえば、今だったら、定額給付金のプレミアム商品券問題、入札問題、
介護保険や福祉計画など…。
行政に同行するのではなく、議会が主催する。


5月には議会の役員改選があります。
議会改革を加速させていきたいです。