決算委員会もケーブルテレビ放映を!

この一年間何をしていたのか!
住宅新築資金貸付 税金投入2645万円にも!


 各課による決算説明は、この一年間の職務への姿勢が自ずと滲み出て非常に興味深い(というか面白い)ものがあります。要点を手の平にのせて20年度をきちんと評価して今後の豊富を語る課は聞いていて頼もしいものがあります。また、答弁につまりながらも一生懸命答えようという課もあります。誠実さが伝わる場合はやはり日頃の勤務姿勢の反映として認めたいと思います。新たな変化を感じる課もあります。
 
一方、私が腹が立つのは、何が問題かという認識さえない課があるという事実です。行政は継続です。これまでをきちんと引継ぎ、今を全力で取り組み、これからへと発展させてもらわねば困ります。課長が椅子を温めている時代ではないのです。担当課長は必死になって「今」の仕事にかかるべきです。各課が必死になって市民ニーズにこたえているとき、成果が見劣りします。これでは、市民が困るのです。


市民課の決算報告です。
国保会計では、いきなり決算委員会に不充分な資料の説明をはじめ議論をと言い出す。本来、所管常任委員会はじめ全協などの場で時間をとって説明すべきものです。
住宅新築資金貸付会計もそう。今年度までのこげつき、つまり私たちの税金投入額が2645万円になるとの資料を配布したにもかかわらず、こちらの方は説明しない。住宅新築資金貸付は同和地区住民対象のもので、すでにきちんと完済された方もいます。ところがほんの一部の住民が返済しないため公金を投入しているのです。地元の市営住宅の住民からも、返済しなくていいのなら自分たちも大きな家に住みたかった、こんな不満の声があります。本当に失礼な話じゃありませんか。
こんなことに公金が投入してよしというのは通りません。少なくとも、まず、土地のみを所有しているケーズは即刻市に変換してもらわなければなりません。それで、私は数年前に議会質問をし、市当局から「正していく」という答弁を引き出したのです。その実行のため滞納整理に長けた職員を市民課に配置しました。ところがです。課長が変わったら全く動かない。いったい、この一年間何をしていたのか。


後期高齢者医療制度
混乱する市民に寄り添い仕事をしたか!

 
 後期高齢者医療会計もそうです。あれだけ国民の怒りが沸騰した制度です。まともな国会審議もなく「姥捨て山」医療へ移行させられたご高齢者がすんなり保険税を払える気分になれるでしょうか。市の通知が届いてもよく理解できない方も多くみえました。「どうしても払わないかんのか」こんな苦情に私も胸が痛みました。そんななか20年度8月に強行された制度なのです。その決算に延滞金が発生していたのです。延滞金までとは!
 「私たちも苦しい思いで努力をしましたが至りませんでした」と具体的事例の報告があればまだ納得できたかもしれません。しかし「納税が遅れたから延滞金がついた、当然です」こう胸を張るのですから後期高齢者医療制度の特殊性が全くわかっていないではありませんか。市民の公僕である職員は広い視野で仕事にあたらねばなりません。
 

残念だったのは議員の中にも「延滞金は当然」の声が出たことです。誰もが認める悪法で新政権も廃止を明言する後期高齢者医療会計を他の会計と全く同列視し検証不用とする議員の見識は私には理解しがたいものです。
ではなぜ、住宅新築資金会計の焦げ付きにはモノを言わないのでしょうか。おかしいではありませんか。
ケーブルテレビ放映でお茶の間へ届けたいです!!