県の農水商工部に出向きました

県担当室から説明を聞き
カキ養殖業者の被害実態を伝え、2点を要望―


28日、県の農水商工部に出向きました。
台風被害対策について、直接県の担当者に説明を聞き、こちらも養殖業者さんの生の声を届けたいと考えたからです。県担当室は「ホームページを拝見しました。佐々木憲昭代議士が視察されたのですね」と迎えてくれました。
 

県水産基盤室は鳥羽磯部漁協の要請にこたえ、10日に現地のカキ筏の復旧作業を視察。迅速な対応です。
事故を誘発しかねない海上の危険な復旧作業を目の当たりにして、緊急に沿岸整備事業の適用を検討に入りました。この点には感謝を表明しつつ、2点を要望しました。


1、愛知県が今回の台風被害に対して農漁業者復旧に無利子融資制度を新設したことをうけ、ぜひ、三重県でも導入してほしい。
2、沿岸整備事業の地元の3割負担の軽減を検討してほしい。被害業者がさらに受益者負担というのはあまりにも厳しい。10日からの連日の出会いによる復旧作業は、生浦湾全体の漁場整備と船の安全航行を確保するものであり、事業の中に位置づける工夫をしてほしい。――


 これに対し、水産経営室長(当日は副室長)は「愛知県のことは気になっていますが、まだ情報不足です。どんなニーズがあるのか把握に至っていない。市、漁協さんとも十分協議し検討していきます」
 水産基盤室長は、「県もカキ養殖は県・鳥羽の観光の目玉であると考えています」との認識を表明し、視察時に現場の声を直接聞いたのでご趣旨はよく理解しますと。
「3割廃業」という私の説明は驚いた様子でした。「復旧が落ち着いてきたので、これから県、市、漁協で詳細をつめていきたい」と答えました。――
 

災害対策は超党派でという考えから、鳥羽市唯一の県議である中村勝さんにも急遽連絡をいれ会議の途中でしたが顔を見せてもらいました。
帰りには共産党県議団長の萩原良吉県議のところにも立ち寄りました。