さすが観光カリスマ! の話

「価値があれば残るのではなく、客に価値があると認めてもらえるかどうか」 
     商売に縁のない私でも納得!


鳥羽市(観光課)が開催した鳥羽市エコツーリズム推進事業の特別セミナーは大変興味深いお話でした。商売に縁のない私でも納得!さすが国交省選定「観光カリスマ」(スイス・ツェルマット観光局)。
 

・価値があれば残るのではなく、客が価値があると認めるかどうか。
価値のあるものを作って、さらに、それを認めてもらわなくては売れない、残らない。
観光客はその地域の話を聞きたがっている、知りたがっている。
聞けば、価値がわかる。(新しい町にいくと貪欲に知りたくなる。私もそう。納得です)
そのために町は豊かである必要がある。
だからエコツーリズム


・どの国でも企業の利益が上がれば国民の給与は上がる。ところが日本だけは逆に下がっている。
企業は内部留保を溜め込んで海外投資しているのに、国民のふところは寂しい。
客が金を使わなくなったのは1996年から。
国民が旅行にいかない最大の理由は「家計の制約」(その通り!我が家もそう)
社会不安、将来不安があるから安くて質のよいものしか買わない。


・なぜ、旅行に行きたいか。一番は「日常生活からの開放」。
日常とは異なる暮らし環境を求める。
都会の人は田舎を。田舎の人は都会を。
そこにしかない豊かな異日常を求めている。
伊勢志摩鳥羽、地域連携しての豊かさ。エコロジー


鳥羽の「海島遊民クラブ」が環境省エコツーリズム大賞を受賞します。
その素晴らしさを改めて実感するお話でもありました。