「新行革プラン」基本方針説明会

目標の明確化、量から質へ
  裏付けるプランにできるかどうか―


市の「新たな行政改革プランの方向性と取り組みの体系図(案)」がまとまり、市行革室から議会に対して説明がありました。説明の冒頭、新行革は従来の集中改革プランが経費削減のみであった反省の上に立って、市民サービスの向上という行革本来の目標、目的を明確にしていきたい。行革の量から質への転換をめざしたいとしました。これは、市行革委員会の答申も議会行革委員会も揃って指摘した点でポイントです。


 ただ、それを裏付ける柱立てになっているか、というと疑問も残ります。柱は3つです。1、「効率的で効果的な行政運営のために」に対して、2、「市民サービスの向上のために」、3、「市民と力をあわせたまちづくりを進めるために」の中身が貧弱で、委員会の議論を経て拡充する必要があるのではないか。私は、大きく、この点を指摘しました。


 あと、いくつか問題提起しました。「市税等の収入の確保」については、新しい角度として地元産業育成と雇用確保に対する行政の位置づけの問題、新産業創出の課題など盛り込むべきではないか。民間委託についても従来は経費削減の角度のみで導入したが、市民目線からすると納得できない。市民サービスの向上という点での検証が不可欠ではないか。・ホームページも情報公開をコンセプトにして市民とのまちづくりの支え保障するものに発展すべきではないか。……


 行革は市民の皆さんの暮らしに大きな影響を与えるものです。
議会からの提言も予定していますが、市民の皆さんの生の声を吸収する仕組みがとても大切だと思います。
前回は不充分な面もありました。私自身もしっかり学び、今回は前向きな論点整理と提案をしていきたいと考えています。