議会基本条例制定委員会

請願・陳情者の意見陳述で議論白熱
   「意見を聞く機会を設けなければならないものとする」で結論


今日の議会基本条例策定委員会。
一番盛り上がったのは、請願・陳情者の意見陳述について。
幹事会のたたき台案は「議会は、請願及び陳情を市民による政策提案と位置付けるとともに、その審議においては、これら提案者の意見を聴く機会を設けることができるものとする」
これに対し議論白熱。実は事前の幹事会でも同様だったとのこと。


「議会の判断で必要な場合は意見を聞けばよいのではないか」
「それではこれまでと変わらない」
「こちらは聞くが、あちらは聞かないでは不公平になって混乱する」
「『できるものとする』では議会側の権限になり基本条例の本来の主旨とズレる。市民側に立てば、『設けなければならない』ではないか」
「すべての請願、陳情に対応できるだろうか」
「議会の賛否を表明するわけではなく、請願者の主旨と説明を聞く場だ。賛否の基礎になるもので議会報告会の場でも市民の質問にも答えることができる、かえって合理的だ」
「希望した場合は設けなければならないとする方法もある」………


そして、結論は
「意見を聞く機会を設けなければならないものとする」ということに。
これは、市民の皆さんにとっては歓迎すべきものですね。請願・陳情者の説明に、まず議会が耳を傾ける…。市民の議会参加が進みます。
議員の思いは似かよったものであっても、それをきちんと条例で明文化する、これが大事です。
今日の議論は、今後、実行していく上で貴重でした。