議会全体の意志アピールになったか、精査すべきです

意見書は議会発議、住民の代表機関として議会自らが決めたもの。
  しかし、提案説明と賛成討論の結びには首を傾げる部分が…!


今日は臨時議会が開かれ、国に対し「鳥羽〜伊良湖航路」の存続を求める意見書を提出することになりました。これは当然のことで、やっと鳥羽市議会もと、胸をなでおろす思いです。


今回の意見書は議会発議によるものです。航路廃止による観光と市民生活への重大な影響に鑑み、住民の代表機関として議会自らが決めたものです。全議員が強く提出を求め、それを受けて議会運営委員会、あるいは会派代表者会が具体化したものです。


しかし、そういう議会全体の意志からすると、今日の提案説明と賛成討論には、率直に言って首を傾げる部分がありました。
提案者は5名で、5会派の代表者です。しかし、5名の共同提出という説明でした。これでは、議会全体の意志が反映されません。少なくとも、全会派の代表者である5名とすべきではなかったのでしょうか。説明を聞いてると、まるで5名の議員が率先したという感じ。


ズレてるなぁ…、違和感じるなぁ…。首を傾げてたら、今度は賛成討論。
討論の中身は各議員の思いなので干渉の余地はありません。滔滔と当然のことを述べたという印象。
問題は最後の結びです。2議員とも揃って力を込めて「どうか、ご賛同いただきますようお願いします」。では、議会発議なのに、反対している議員がいるのか、と問いたい気分になった。
本来は、自分も先頭に立って行動するという決意表明で閉じるべきではないのでしょうか。


原稿をどう作成したのか。チェックはしなかったのか。
これからのこともあります。
議会全体の意志アピールになったか、精査すべきです。