臨時議会が開かれました

弘道小学校-4億6400万円、リバーサイド幸丘市営3号棟-
 3億5600万円、工事請負契約

  
 20日、臨時議会が開かれました。弘道小学校建設は4億6410万円、リバーサイド幸丘市営住宅3号棟、3億5692万円の工事請負契約などが決まりました。
  弘道小学校建設は鉄筋コンクリートで屋根が木造の二階建て2棟になります。木をふんだんに使用し太陽光発電も設置します。普通教室は6室です。鳥羽小学校と同じ設計者です。きっと、長岡の自然にマッチした素晴らしい新校舎になることでしょう。8月から工事に着手し翌3月10日が工期終了予定日。卒業式は新校舎で行う予定、春休に引越し。長岡地域の皆さんにとっては、本当に待ちに待った新小学校建設ですね。  


リバーサイド幸丘市営住宅3号棟は、4階建て26戸です。一階は1DKの高齢者仕様が4戸と、2DKの障がい者仕様が4戸。2〜4階は3DKの一般家族仕様18戸となっています。工事は8月から翌3月18日まで4月1日入居です。入居募集は来年度早々になる見込みだそうです。 


「歩切り」に根拠なし、
    早急に改善を!

 

今回の、弘道小学校の工事入札では、入札参加5社のうち3社が最低制限価格を下回り失格しました。この原因として、設計価格の「歩切り」の問題があります。
 鳥羽市では、130万以下の工事と、大手業者と市内業者がjvを組む大きな工事については指名競争入札です。それ以外は条件付き一般競争入札です。入札の透明化をはかるため、予定価格を事前公表しています。また、公共事業の質と業者の健全経営の確保のため、指名競争入札一般競争入札も、予定価格の最低制限価格が設けられています。


 しかし、大手業者と市内業者がjvを組む指名入札の場合、鳥羽市は設計価格の「歩切り」をしているのです。つまり、担当者が実勢価格を積み上げ積算した適正な設計価格であるにもかかわらず、それを、1%、2%と歩切りをして予定価格を低く設定するのです。市としては価格を低くしたいためですが、なんの根拠もありません。それで、国が入札適正化法に反するとして地方自治体に改善通知を送付しています。県は歩切りをしていません。


 つまり、今回の弘道小入札の前に実施されたマリンターミナル建設工事のjv指名競争入札の歩切りが2%でした。そのため、弘道小の歩切りも2%と考えた3社が最低制限価格を下回ってしまったのです。今回の歩切りは1%でした。なぜ、他の2社は1%と考えたのかと憶測をよぶことになります。これでは、事前公表など入札透明化の意味が問われてしまいます。早く、改善すべきです。 所管の文教産業委員会でもこの点が議論となったようです。



<マリンターミナル建設工事>