市長・議会の情報は市民の皆さんのもの

最終処分場の万全な安全閉鎖は市民みんなの願いです


29日、議会は松尾町の最終処分場を視察しました。議会報告会の際、住民から3年延長問題や処分場の安全対策に不安が出されたためです。現地で地元住民のご意見も伺いました。翌30日にはこの件で全員協議会が開かれ市長の説明も受けました。


 最終処分場の安全閉鎖は焦眉の課題です。しかし、行政の対応が遅れに遅れました。そのため地元には市への不信感があります。過去は過去として解決策を見い出さねばなりません。議会としても責任があります。昨年12月議会で私は質問し市の前向き答弁があったと受け止め期待をしたのですが…。


 地元住民は「市は3年延長してほしいというばかりだ。自分たちは孫子の代まで安心できる処分場の万全な安全閉鎖を望んでいるだけだ。今、ハイと言えば、それが担保できない。案を出してほしい」。一方、「法律内で最小経費で閉鎖する」と市。つまり「安全の万全度」の差。これがネックではないか、私はそう感じます。市の姿勢にコスト優先が滲むのでそれに住民は苛立つのではないでしょうか。それは率直に言って私も感じます。


 市長は「最小経費で最大効果」を強調しました。私は「学校でも文科省基準を充たすだけならはるかに安くできる。でも子どもたちの教育環境向上のために充実させる。最終処分場は30年の長きにわたり市民のゴミを搬入、焼却し地元に大きな負担をかけた。また、浄水場の上にあり市民の飲料水にも影響がある。単に法律をぎりぎりクリアーすればよいというものではなく住民の気持に配慮した安全閉鎖を提案する姿勢を明確にすべきではないか。それはごみを出す市民にも理解が得られることではないか。そうしてこそ3年延長も理解していただけるのでは」と指摘しました。


※地元住民が傍聴にみえたのですが、議長の権限で「市長と議会が深い議論をしたい」との理由で傍聴は認めずでした。本当に申し訳ないことでした。誰も市民に聞かれてだめなことは発言していません。情報は市民の皆さんのためのもの。議事録もテープも情報公開の対象です。