わけのわからない常任委員会でした

「そうか、国保運協もこの線だったんや。
  だから肝心の資料は何も出てこないわけや−」
   聞いてて、今回の混乱の原因を目の当たりにする思い!
    何も議論は深まらない。国保世帯の実態もわからない。


議員の増税否決に対する私の批判は一昨日に書いた通りです。
では、担当の市民課と財政当局の説明・答弁はどうだったのか。
市長の撤回理由は「国保会計は厳しいが、市民に生活不安を抱かせるため、税率改正の更なる議論が必要」というものです。
議案は残りましたが、当然、市当局も同じ認識だと私は考えていました。(私の10日の質疑も、2万円増税派議員に対し、どれほどの吟味をしたのかと再考を促す内容でした)


しかし,常任委員会の市民課の提出資料は国保財政の厳しさを煽ることに終始し、肝心の鳥羽市民の生活不安・生活実態などはまったくなし。払えたくても払えない滞納者の実態や、税率値上げが収納率や医療費に与える影響など何も説明しなかった。準備さえしていない。官僚的の一言。国保世帯の命と健康を守るハートも姿勢も欠落している。


「そうか、国保運協もこの線だったのか。だから肝心の資料は何も出てこないわけや」聞いてて、今回の混乱の原因を目の当たりにする思いでした。こんな資料や説明では何も議論は深まらない。国保世帯の実態もわからない。これに、市長も議会も振り回された?


議案に対する市の意思はいったいどこにあるのか−。わけのわからない常任委員会でした。それで、最後に議案否決だからまたわからない。


ユーストリームの生中継の視聴者数は2838人だったそうですが。