春の足音…

子育て支援、福祉、女性の願いをこれからも市政に届けたい


山里に咲く梅の花に出会う楽しみ…春の足音が聞こえてきますね。
 さて、幸子だよりを2週も休んでしまいました。体を動かすのはいいのですが、活字を追ったり細かい話を聞いたりが首にきてパソコンに向かうのがつらくて、質問原稿だけで精いっぱいの体調です。情けないです。それでも、8日、無事、最後の質問を終えることができました。質問というより、任期の最後にこれだけは言いたい、提案したいという課題を4点述べました。言いたいことを言ったので満足です。
 この続きは元気な戸上健市政部長に引き継ぎたい。新しい二人三脚で、私は「子育て支援」「障がい者、高齢者など福祉支援」「女性支援」の願いを市政の場に届けたいと思っています。読者の皆さんのご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
         <「幸子だより」から>

議員会議で国保議論

熊野市でも3議員が反対討論、賛成討論ゼロ
玉城町では国保運協は値上げ認められずの答申


国保問題。過日の共産党の南部地区の議員会議でも議論になりました。熊野市でも値上げ議案に対し3名の議員が反対。3人が反対討論に立ったのに、賛成討論に立つ議員はゼロ。反対討論ばかりが続く異様さだったそうです。


玉城町では国保運営協議会がこれ以上の値上げは認められない。一般会計からの繰り出し等で値上げを抑えるよう答申したそうです。

胸が痛みます…

増税を遅らす方法はないか。値上げは妥当か。
 議員は必死になってチェックしたのでしょうか。
     値上げは一年でも遅らせたかった!


値上げが決まり胸が痛みます。私は議員にとって大事なことは「想像する力」だと思ってやってきました。議案への賛否を自分の生活の狭い範囲で決めてはいけない。暮らし向きの大変な人に心を寄せ、声なき声に耳を澄まし判断してきました。


国保税の負担が重く、遅れがちな納税を必死で追いかけている市民がいます。リストラや失業した時も、雇用保険に加入している人は税軽減がありますが、小さな事業所で働き、雇用保険に未加入の人は適用されません。これはその人が悪いのではなく国のセーフティネットが整備されてないからです。貧困の連鎖の問題もあります。
 

厳しい市民の暮らし向きを思うと、一年でも値上げは遅らせたかったです。賛成した議員は、本当にしっかりと市民の現実をみたのでしょうか。必死になって、増税を遅らせる方法はないのか、値上げは妥当なのか、市政をチェックしたのでしょうか。
求められたのは市民目線のこのハートでは…!

国保税の値上げ案を可決

反対したのは村山、尾崎、戸上の3議員だけでした…!
市政チェックもできない議会の存在意義とは!! 


2月14日の臨時議会で来年度からの国保税の値上げが議会の賛成多数で決まりました。市長の撤回からわずか3週間で国保運協に諮問されたこの値上げ議案が通るなんて、議会常識からして考えられないことでしたが、なんと、反対したのは村山俊幸、尾崎幹、私戸上の3議員だけでした。


 他市では当たり前、地方交付税で措置されている一般会計からの法定内繰り入れ金カットについて、チェックさえできない議会の存在意義とは―!!
 最近、地域に出向き議会報告会などを実施してきた議会ですが、今回の問題は、鳥羽市議会のあり方について大きな問題提起をされたと私は考えます。


 今、議会批判はどこでも手厳しいものがあります。地域要望を市政に反映させることは大切なことですが、でもそれだけが議会の仕事なのか。それなら、予算編成権をもつ市当局が、きちんと地元要望を吸い上げる仕組みをつくればいいのです。


市全体の進むべき方向、市民全体の利益を拡大するために、議員は報酬を得て生活を保障され、視察研修によって学ぶ機会を与えられているのです。自治会連合会から議員削減要求が提出される他市のニュースを目にしますが、やはり、それは、自治会とは異なる議員本来の役割が有権者に認知されていないからではないでしょうか。 


市議選を前に、「市民が議会に期待するものは」「議会の役割とはなにか」…おおいに市民議論を巻き起こしていきたいと思います。

「みんなで応援しよう・伊勢湾フェリー」企画

豊橋市共産党後援会」が
  伊勢湾フェリー貸切で鳥羽・伊勢へ


今日の鳥羽市は一面の銀世界……。


さて、この5月、豊橋市共産党後援会が伊勢湾フェリーで鳥羽・伊勢の観光にきてくれることになりました!バス7台、フェリー貸切でやってきます。フェリー存続支援の行事です。フェリーは観光地鳥羽・田原とその周辺地域にとって大切な航路なんだ〜、そんな連帯の催しに感激です。


過日、伊勢湾フェリーに打ち合わせに訪ずれた後援会役員の皆さんは「バス10台、500人まではオッケーなので近隣市にも呼びかけたい。参加者が伊勢湾フェリーや伊勢志摩観光のリピーターになってくれれば企画したかいがあるよね!」と。ありがたいです。


バス車内で鳥羽の観光ビデオも放映してくださるそうです。御木本幸吉翁が、戦争中、軍需産業への転換を拒否し続け、「真珠は人間になくてはならぬもの、そして平和産業だ。わしは発明を捨てるわけにはいかん。真珠だけだ」といったエピソードもガイドしてくださるそうです。後援会は観光だけでなく各地の平和や社会問題も織り交ぜた企画をめざしています。


 戸上のホームページも見て計画を練ってくれたそうです。冬を乗り越え、素晴らしい5月晴れの交流ができるようがんばらなくては〜。

報酬審議会が答申

市民世論を反映した結果だと思います―
   議員の期末手当を26万円カットします


 9日、市長・副市長の給料額と議員の報酬額の改定について、鳥羽市特別職報酬等審議会の答申が市長に提出されました。その内容は−


■市長・副市長については報酬と期末手当ともに据え置き。
■議員については報酬は据え置き。 期末手当は△0,65月となりました。これにより議長は△34万7100円、副議長は△29万4060円、議員は△26万2860円。
 ただし、市長・副市長は答申は据え置きとしましたが、議会との関連で期末手当を、自ら△0,4ヶ月にするとしました。市長は△42万7200円、副市長は△33万240円。
 審議会では他市比較や民間比較など検討した結果だとしています。――


皆さんはどう受けとめられますか? 審議会は今、唯一市民代表が市長と議会の報酬にものが言える場です。私はそれに従います。また、答申は市民の皆さんの議会に手厳しい世論を反映していると思います。


 9日の全協では、審議会は議員の仕事の大変さを理解されていないのではないか、などの不満の意見も出ました。しかし、皆さんはどう思われますか? 議会の働きはまだまだではないでしょうか! 私も△26万の数字を見て思わずに「鳥羽民報」5回分費用が飛んでしまう〜とは思いましたが、それは自己努力するしかありません。
ホントいうと、私は基本条例をつくりながら、一方で国保税値上げの妥当性のチェックに必死にならない議会にガッカリなのです。自分たち議員の報酬より市民の暮らしの方が大事でしょ、と言いたくなります。


■さて、次は、市長・副市長の退職金についても市民世論の反映が大切ではないでしょうか。ともかく市民に決めてもらうのが一番です!

国保税の値上げ 私の考え

  値上げを認めるかどうか−
       私の判断基準は4つです!!!


<幸子だより1/23日号から>
■私の国保税の値上げに対する基本的な考えをお伝えしたいと思います。現在、国保加入世帯は全世帯の半数です。しかし、会社の社会保険に加入している若い世代も退職すれば国保に加入します。国保は昔は自営業者、農漁業者が中心でしたが、今は年金生活者や失業者が増え、自営業者の所得も不況や構造改革なので急減しています。


■ところが、国が国庫負担を削減し、その削減分が国保加入者の税負担に転嫁されました。低所得者が多く加入し保険料に事業主の負担がない国保はもともと国の適切な財政支援があって初めて成り立つ医療保険です。しかし、国は国庫負担を復元せず、国保の財政悪化と保険税高騰に歯止めがかからなくなってしまったのです。


■その結果、国保制度は独立採算制が原則なので、赤字が出れば国保税を引き上げることになり、それを回避しようとすれば、一般会計から繰り入れるしかない。つまり、値上げか、市税の投入しか対策がないのです。

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■そこで、値上げを認めるかどうか。
私の判断基準、市政チェックのポイントは4点です。


1、一般会計からの繰り入れについて懸命の努力をしているか―。
 基金に2億5千万円も新たに積みながら繰り入れしない、これは通りません。財政面では同じ近隣の南伊勢町志摩市もカットどころか、さらに一般会計から1億円を投入して国保世帯の医療を守ろうとしているのです。同レベルの繰り入れは必要です。


2、医療費の高騰を抑える新しい取り組みを展開したのか―。歳入を増やし歳出を減らす具体的取り組みです。健康増進事業の強化やジェネリック薬品への切り替えなど、国保世帯への負担を回避するために、担当課がどれだけ必死になったのか。とことん努力をしたのか。


3、一人2万円もの値上げは新たな滞納世帯を生み出します。低所得者への法定外減免、たとえば、収入激変の場合の緩和策、多人数世帯減免、生活保護水準以下世帯の減免などです。減免制度を研究し、値上げと同時に提案しているか―。


4、改正条例の議会上程の前に、国保世帯への説明を実際の値上げ額を含めて行い、理解を得たか―。国保運協での説明で事足りるではあまりに安易すぎます。
 

★★★今回の鳥羽市の値上げ案について、この4点すべでにおいて評価できません。だから、認められません。
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